2017年8月17日木曜日

北ア4日目(黒部五郎岳)

◆8月14日(月) 晴れのちくもり(北ア)

入山4日目。

あ~、風呂に入りたいw

今日の行程は、黒部五郎岳にピストンで登り、明日の下山に向けて双六小屋まで。

4:45行動開始!

まだ薄暗い中、ヘッドライトを照らしながら森の中の登山道を前進します。

大きいザックは小屋に置き、サブザックで。
あ~、身が軽い。

開けたところで、黒部五郎が見えた

奥の山です

この付近で、ツェルトを片付けている女性がいました。
昨夜ここで過ごしたのかと聞くと、明るいうちに小屋まで辿り着けずにここでビバークしたとのこと。

さぞ、心細かっただろうな~。

時間配分を間違えたのか、体力的に動けなくなったのか・・・

山では全て自己責任です。

しかし、この方はツェルトを持っていたので、大正解ですね!
暗い中、むやみやたらに動かなかったことも、素晴らしい判断です。

振り返ると、陽が登ってきた

黒部五郎のカールの中を進む

標高を稼ぎ、山頂へ

槍と穂高が見えてきた

今日も槍を拝めました!

肩に着くと、加賀白山

黒部五郎岳山頂(2840m)

左から笠ケ岳、乗鞍岳、御嶽山

左から薬師岳、剣岳、立山、
奥には白馬岳、右は赤牛岳

左に水晶岳、右に鷲羽岳
昨日はこの稜線を歩きました
中央は雲ノ平

雲が次から次に流れ、槍・穂高方面は見えたり見えなかったり。

山頂には30分ほど滞在。
ここは北アルプスの最深部!

感動~!!!

いくらここにいても飽きない気がするw

といっても、時間も気になるので、下山開始。

下りの最中

左下に小さく黒部五郎小舎が見えてきた

ズームするとよくわかります

ゴーロがゴロゴロ
(という言い方をするのだろうかw)

黒部五郎小舎

もうすぐ小屋に着くというところで、救助ヘリが間もなく来るということで足止め。
小屋のスタッフさんから、これ以上進まないようにと行動停止を求められます。

聞くと、腰を痛めて動けない登山者がいるとのこと。
こういうことはよくあるのかと聞くと、先日は脚を骨折した登山者をヘリが搬送したそうです。

実は救助ヘリが来ることは、すれ違った複数の登山者からも事前に情報を聞いていました。

しかし、5分、10分、何分経ってもヘリが来ない。
時間を無駄にしたくないな~。

すると、遠くからバタバタバタと音がして飛んできた。

救助ヘリ

小屋の前の草原に着陸します

その後、要救助者をヘリに乗せて、また北アルプスの空をバタバタバタと飛んでいきました。

この間、20分のタイムロス。

小屋に着くと、スタッフさんたちが、屋外用のテーブルを出したり、椅子を出したり、玄関前を掃いていたりと、ヘリのプロペラの猛烈な風圧を受けた後の作業をしていました。

ヘリが来ると大変だな。

ちなみに、今回はヘリは着陸しましたが、荷揚げの場合はホバリングだそうです。


そして、何事もなかったような静寂が訪れます。

小屋の前にあったリンゴが美味しそうだったので、思わず購入。

350円なりw

黒部五郎小舎の玄関前で

ここから三俣・双六方面へ

ありがとう、さようなら~

昨日閉口した三俣蓮華岳の尾根からの下り坂を、こんどは登り返し。

すれ違う人から、小屋はまだですか?と聞かれ、まだずーっと下りますよと答えます。
みんな思いは同じだなw

三俣蓮華岳の尾根に取り付き、前進。
山頂はガスってるので、山頂直下の分岐で双六方面へショートカット。

双六方面

双六岳に向かう稜線を歩いていると、丸山付近で・・・

ライチョウに会えました!

ガスって展望の効かない双六岳には登らず、分岐から中道ルートで双六小屋に向かいます。

中道ルートを振り返る
ここもそれなりに軽いアップダウンw

双六の巻道分岐を過ぎ、最後の下りです。

双六小屋が足元に見えてきた

双六小屋到着
本日の無事を祝ってカンパーイ

【コースタイム】
黒部五郎小舎4:45発
黒部五郎岳6:30着、7:00発
黒部五郎小舎手前(救助ヘリ足止め)8:40~9:00
黒部五郎小舎9:20発
三俣蓮華岳直下(双六分岐)11:30
双六小屋13:30着

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