この度の大会でスイムで亡くなられた方に謹んでご冥福をお祈りいたします。
また、Aタイプのスイムを2.0kmに短縮し開催していただいた大会関係者の皆様の
ご努力に深く感謝申し上げます。
◆9月2日(金) くもり時々晴れ(佐渡)
台風12号の影響を避けるために早朝6:00のフェリーで佐渡へ。
フェリーの中で、佐渡トラに参戦する人から声をかけられる。
「どちらからですか?」と聞かれて答えると、その人も同じ新潟市東区とのこと。
東スポでよく走っているというので、何回かお会いしているかもしれません。
時間がたっぷりあるため、今日は気の赴くままに行動。
まずは、数年ぶりにトキの森公園へ。
そして、お寺巡り。
行ったお寺は、根本寺(こんぽんじ)、清水寺(せいすいじ)、妙宣寺、国分寺、世尊寺。
どのお寺も由緒正しく個性があるお寺。
午後からは、県立佐渡スポーツハウスへ行き、3種目の最終調整。
トレッドミルで4km走、エアロバイクで12kmライド、プールで1,000mスイム。
大会でスイムが中止になると非常に残念なので、佐渡にいる間に泳いでおきたかった。
佐渡ミニトライアスロン完成。
夕方、大会会場を眺め、夜は八幡館泊。
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前方に島影が見えてきました。 |
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これから佐渡に上陸です。 |
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まずは朱鷺に挨拶 |
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県内唯一の五重塔を持つ妙宣寺 |
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大会開催に向け着々と準備が進む |
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当日はバイクで埋まるトランジションエリア |
SWIM 本日1.0km/月間1.0km
BIKE 12km/12km
RUN 4km/4km
◆9月3日(土) くもり時々晴れ(佐渡)
午前中、ジュニアの大会を観戦。
みんな小さいけど立派なトライアスリート!
ここで家にいる父親から電話による指令を受ける。
会社勤め時代にお世話になった佐渡沢根の知人宅に酒を届けてほしいとのこと。
スーパーでお酒を用意しのし紙をつけてもらい、父親から聞いた住所、氏名を交番で尋ね訪問し、
ご本人にはお会いできなかったものの、無事に家の方へお渡しし任務完了。
それにしても、随分な無茶振りだ・・・
お昼に佐渡に住む
N藤さんとお会いでき、相川で食事。
今日、明日はN藤さんのご自宅に宿泊させてもらいます。
明日のためにパスタを食べ、しっかりカーボローディング。
N藤さんは今日は夜遅くまで勤務とのこと。
お忙しいところすみませんでした。
午後3:00から、アミューズメント佐渡で佐渡トラの開会式に参加。
会場でフェマンさん夫妻にお会いし、一緒に参加することができました。
競技説明会に移ったところで、テレビの行列チームが一般席にソロリと入場。
私たちのすぐ斜め前です。
会場内の視線はその一角に集中!
開会式終了後、車を走らせN藤さん宅へ。
夜、N藤さんのご自宅で激励会を開いていただき、すっかりご馳走になりました。
近所の方からも来ていただき、宴会のような盛り上がり方。
N藤さんご本人は仕事で留守にしているのに、初めて会う私に家族のように接してくれる
N藤さんのご両親に感激しました。
おいしい手料理とつきない話題で少し飲み過ぎ。
明日の朝、起きれるか心配・・・
今日は、自転車で佐和田の街の中を5kmほどライド。
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午前中のジュニアの大会
スイムから上がってトランジションエリアに向かって走る! |
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開会式での髙野会長の挨拶 |
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ここにトッキッキの姿が・・・ |
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レルヒさんの姿も |
SWIM 本日0km/月間1.0km
BIKE 5km/17km
RUN 0km/4km
◆9月4日(日) くもり時々晴れ(佐渡)
いよいよこの日を迎えました。
佐渡国際トライアスロン当日!
未知の世界のAタイプ。
人生で一番長い日になるであろうこの朝に、無事にスタート地点に立つことができました!
今朝は3:30過ぎに出発するというのに、その時間にN藤さんのご両親は既に起きていて、
餅が入った力うどんと携帯用のおにぎりを作ってくれていました。
N藤さんはBタイプのため、まだ就寝中で、昨夜もお会いできてません。
快く送り出してくれた家族、共にトレーニングをした仲間、応援してくれる周囲の皆さん、
そして自分自身のためにも、必ず完走したい!
人事は全て尽くした!
スタートすれば誰も助けてくれない。
あとは、自分を信じるのみ。
真野湾はべた凪。
台風12号は大きく西へそれた。
佐渡地方に強風注意報が出ているものの、真野湾の波の高さは0.5m。
大会本部から、Aタイプのみスイムを3.8kmから2.0kmに変更、東よりの風が強く、
バイクでのトンネル出口では突風に注意すること、Aタイプスタート時間を6:20に変更すると
繰り返しアナウンスがある。
スイムの距離が短くなったのは残念だが、泳げるだけよしとしよう!
マーキング会場でK合さんとお会いし,お互いの健闘を誓いあう。
トランジションエリア内で各パートの準備を入念に行い、ウエットスーツに着替え、
ゲートをくぐりスイムチェックをすれば、もう後には戻れない!
では、行きますか~!!
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いよいよ長い一日が始まる! |
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べた凪のスイム会場 |
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大会開催を祝福してくれるかのように空に虹がかかる |
◇スイム(2.0km)
スタート直後から激しいバトル。
佐渡の場合、同一ディスタンスの選手が一斉にスタートする。
その数、約800人。
そのため、非常に密集度が高い。
第1マークまではなかなか自由に泳がせてくれない。
前後左右の選手とぶつかりながら、とにかく前に向かって進む。
目の前を斜めに横切る選手がいたり、ペースが遅い選手が進路をふさいだりして、思わず
スピードダウンすると後ろから来る選手に乗られたりすることもあり、危険極まりない。
途中密集がほどける場所で、グライドを意識しながら泳ぐ。
第2マークに向かう直線では、比較的ペースが落ち着くが、まだまだ周囲には選手が多い。
1,000m付近まで無事に来たところで、顔を蹴られゴーグルが浸水。
被害はそう大きくなく、すぐに修正し前進。
岸へ向かう直線では、クラゲに2回ほど刺された。
これだけの人数でクラゲもびっくりするだろうなぁ。
段々と岸が近づいてくる。
ここでもまだ選手が多く、泳いでいてぶつかりそうになる。
ようやく、足が岸につき、砂浜を走りながらトランジションエリアへと流れ込んだ。
バイクの準備をしていると、隣の選手から声をかけられる。
「2,000mだと悲壮感がなくてダメですね・・・」
求めてるのは、そこか?
スイムタイム 0:43.27
◇バイク(190km)
東よりの風のため外海府では向かい風基調だが、そう苦になるものではない。
ペース配分を考え前半は抑え気味。
長い南片辺トンネル内でカメラバイクを従え走っている東野幸治選手を発見。
オレの前だったんだな・・・
ガン見するわけでもなく、横をすり抜ける。
Z坂を無理のないペースで登り、慎重に裏Zへの下りに入る。
ここで、以前レッドさんが事故った左急カーブで負傷している人がいた。
頭部から出血し、体を横にしている。
スタッフがすでに手当てしていたが、大丈夫か?
この箇所は本当に危ない。
鷲崎付近で現地に向かう救急車、パトカーとすれ違う。
内海府に入るとまともに強い風を受ける。
海は白波が立ち、コースの道路も所々海水が被った跡がある。
この辺では、沿道で集落の人達が車座になって飲みながら応援している。
この日は島内ノーカーデーのため仕事にならないのだろう。
佐渡の中でも応援には地域性がある。
両津の街では、アーケードの両側から応援をもらう。
住吉ASで戦場カメラマンを発見。
水津付近では猛烈な向かい風。
しかし、前浜海岸は所々追い風基調。
いつしか睡魔との闘い・・・
この後ランがあるため、どこまで足を使っていいのか分からない。
小木の激坂、国道ダラダラ坂を登りきったら、佐和田の会場まですぐそこ。
一気に下って無事に島を一周して帰ってきた。
バイクタイム 7:31.54
◇ラン(42.2km)
さて、どの程度足が残っているのか・・・
いつもは3種目同じトライショーツで通すが、今日は190kmライド後のフルマラソン。
トランジションエリアで,コンプレッション系のショーツに履き替える。
これはいままでのトラでは実践したことがない。
しかし、頼れるものにはとことん頼ろうと思い用意しておいた。
ランスタート直後,コンプレッション系の力を借りながらも足がまだ動くことを確認する。
トランジションエリアからすぐ出た場所で,Bタイプ完走のフェマンさんから声援をもらう。
途中、後ろから選手に抜かれることも多々あるが、着実に前進する。
キロ8kmの超のろのろペース。
しかし、歩くより断然速い!
前方を歩いてる人を一人ひとり拾いながら走る。
一歩一歩確実にゴールに近づいていることを実感する。
途中、走っては歩き、走っては歩きを繰り返す選手としばらく並走するが,
どちらが体力を消耗しないかを考えると、遅くとも同じペースで走る方が断然いい。
そう信じて走っていくと、その人は後ろに見えなくなった。
薄暗くなりだした25km過ぎからようやく体がランに慣れてきた。
瓜生屋WSで往路の菊地弁護士とすれ違う。
ランでは、コースレイアウト上、行列チームとすれ違うことも多いと思ったが、
ほかに姿は見えない。
さて、テレビ的にはどうなるのか?
前後の選手が大きくばらけてきた。
日はすっかり落ちた。
暗くなった夜道を一人トボトボと走っていると、沿道の声援はいつしか自分だけの声援に
変わっていた。
これに気がついたときには,本当に涙が出るくらい嬉しかった・・・
これまでいくつもの声援をもらっていたが,選手たちという複数のくくりのような気がしていた。
しかし、沿道の人たちはそこにいる個の選手に声援を送ってくれているんだと気付かされた。
佐渡トラ、本当にありがとう・・・
その後は、声援に「ありがとう」と何回も声にしてお返しした。
河原田商店街で、沿道から手を出す皆さんと笑顔でハイタッチ。
最後の舗装路の角を曲がり大会メイン会場のグラウンドへと進む。
感謝の気持ちと完走の嬉しさで目頭が熱くなる。
そして、無事にゴール!
今日の全てが終わった!!
ランタイム 5:42.19
総合タイム 13:57:40
その後、インターネット中継等を見ていた皆さんからお祝いメールをいただきました。
ゴールでは、Bタイプ完走のN藤さんがすぐに駆け寄ってきてくれました。
そして、N藤さんのご自宅で昨日に続き盛大な慰労会を開いていただきました。
皆さん本当にありがとうございました!!!
SWIM 本日2.0km/月間3.0km
BIKE 190km/207km
RUN 42km/46km
◆9月5日(月) くもり時々雨(佐渡)
最終日の朝、すっかりお世話になったN藤さんのご両親に挨拶し、閉会式会場へ。
閉会式終了後、N藤さんとまたの再会を約束し別れる。
お昼に潟上温泉で汗を流し、16:05両津港発のフェリーで新潟へ。
フェリーの中で、神奈川県から参加した人と労をねぎらう。
今日はもちろん完全休養日。
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入賞者の選手たち |
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また来るよ! |
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フィニッシャーポロとメダル |
大会関係者の皆様、N藤さんとご家族の皆様、声援を送っていただいた皆様、
誠にありがとうございました。
大会に参加した皆様、大変お疲れ様でした。
今年は完全なAタイプではありませんでしたが、来年はさらにいい準備をして
また参戦したいと思います!
SWIM 本日0km/月間3.0km
BIKE 0km/207km
RUN 0km/46km
◆9月6日(火) 晴れ時々くもり
今日は、自転車通勤往復で13kmライドのみ。
完全休養日。
SWIM 本日0km/月間3.0km
BIKE 13km/220km
RUN 0km/46km