入山4日目。
あ~、風呂に入りたいw
今日の行程は、黒部五郎岳にピストンで登り、明日の下山に向けて双六小屋まで。
4:45行動開始!
まだ薄暗い中、ヘッドライトを照らしながら森の中の登山道を前進します。
大きいザックは小屋に置き、サブザックで。
あ~、身が軽い。
開けたところで、黒部五郎が見えた |
奥の山です |
この付近で、ツェルトを片付けている女性がいました。
昨夜ここで過ごしたのかと聞くと、明るいうちに小屋まで辿り着けずにここでビバークしたとのこと。
さぞ、心細かっただろうな~。
時間配分を間違えたのか、体力的に動けなくなったのか・・・
山では全て自己責任です。
しかし、この方はツェルトを持っていたので、大正解ですね!
暗い中、むやみやたらに動かなかったことも、素晴らしい判断です。
振り返ると、陽が登ってきた |
黒部五郎のカールの中を進む |
標高を稼ぎ、山頂へ |
槍と穂高が見えてきた |
今日も槍を拝めました! |
肩に着くと、加賀白山 |
黒部五郎岳山頂(2840m) |
左から笠ケ岳、乗鞍岳、御嶽山 |
左から薬師岳、剣岳、立山、 奥には白馬岳、右は赤牛岳 |
左に水晶岳、右に鷲羽岳 昨日はこの稜線を歩きました 中央は雲ノ平 |
雲が次から次に流れ、槍・穂高方面は見えたり見えなかったり。
山頂には30分ほど滞在。
ここは北アルプスの最深部!
感動~!!!
いくらここにいても飽きない気がするw
といっても、時間も気になるので、下山開始。
下りの最中 |
左下に小さく黒部五郎小舎が見えてきた |
ズームするとよくわかります |
ゴーロがゴロゴロ (という言い方をするのだろうかw) |
黒部五郎小舎 |
もうすぐ小屋に着くというところで、救助ヘリが間もなく来るということで足止め。
小屋のスタッフさんから、これ以上進まないようにと行動停止を求められます。
聞くと、腰を痛めて動けない登山者がいるとのこと。
こういうことはよくあるのかと聞くと、先日は脚を骨折した登山者をヘリが搬送したそうです。
実は救助ヘリが来ることは、すれ違った複数の登山者からも事前に情報を聞いていました。
しかし、5分、10分、何分経ってもヘリが来ない。
時間を無駄にしたくないな~。
すると、遠くからバタバタバタと音がして飛んできた。
救助ヘリ |
小屋の前の草原に着陸します |
その後、要救助者をヘリに乗せて、また北アルプスの空をバタバタバタと飛んでいきました。
この間、20分のタイムロス。
小屋に着くと、スタッフさんたちが、屋外用のテーブルを出したり、椅子を出したり、玄関前を掃いていたりと、ヘリのプロペラの猛烈な風圧を受けた後の作業をしていました。
ヘリが来ると大変だな。
ちなみに、今回はヘリは着陸しましたが、荷揚げの場合はホバリングだそうです。
そして、何事もなかったような静寂が訪れます。
小屋の前にあったリンゴが美味しそうだったので、思わず購入。
350円なりw |
黒部五郎小舎の玄関前で |
ここから三俣・双六方面へ |
ありがとう、さようなら~ |
昨日閉口した三俣蓮華岳の尾根からの下り坂を、こんどは登り返し。
すれ違う人から、小屋はまだですか?と聞かれ、まだずーっと下りますよと答えます。
みんな思いは同じだなw
三俣蓮華岳の尾根に取り付き、前進。
山頂はガスってるので、山頂直下の分岐で双六方面へショートカット。
双六方面 |
双六岳に向かう稜線を歩いていると、丸山付近で・・・
ライチョウに会えました! |
ガスって展望の効かない双六岳には登らず、分岐から中道ルートで双六小屋に向かいます。
中道ルートを振り返る ここもそれなりに軽いアップダウンw |
双六の巻道分岐を過ぎ、最後の下りです。
双六小屋が足元に見えてきた |
双六小屋到着 本日の無事を祝ってカンパーイ |
【コースタイム】
黒部五郎小舎4:45発
黒部五郎岳6:30着、7:00発
黒部五郎小舎手前(救助ヘリ足止め)8:40~9:00
黒部五郎小舎9:20発
三俣蓮華岳直下(双六分岐)11:30
双六小屋13:30着
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